359日間のこと
制作発表会見の次の日のWSで吉永小百合さん、山田監督と並ぶ普段より緊張した二宮くんを見て、本当に改めてすごい作品に参加できるんだなぁって思ったこと。
監督が脚本を書いている段階から吉永小百合さんと二宮くんのイメージが浮かんでいたと言っているのを聞いて、二宮くんが選んでもらえた事実に単純に感動したこと。
この作品の撮影中思いもよらぬことに担降り寸前まで陥って(触れないで)その最中に放送された長崎での撮影風景、そうそうたるメンバーに囲まれながらもいつものようにちょっとふざけて笑う二宮くんがやっぱり好きでたまらなくってぼろぼろ泣いたこと。
公開前の雑誌ラッシュで、監督や共演者の方から二宮くんの演技を本当に絶賛していただいて、吉永小百合さんからはいろんなところで本当の息子のように愛しい、またご一緒したいと可愛がってもらっていることが嬉しくって誇らしくってたまらなかったこと。
吉永小百合さんのラジオにゲスト出演したとき、ベイストと違うかしこまった二宮くんの一面が少しおかしくってくすぐったかったこと。勝手に感極まってラジオ聴きながらひとり号泣したこと。
どれもこれもこの映画が決まってから今日までの、わたしの大切な思い出です。こんなにひとつの映画の公開を待ち遠しく思ったのも初めてだったな。
この1年間3つの映像作品の撮影があって、どれも題材が著名なものだったり共演者が名だたる俳優さんばかりだったりと、どうしてたかが一アイドル俳優なのにこんな作品や共演者の名前を聞けば恐れおののいてしまうような現場ばかりなんだろう、なんで嵐だから、二宮くんだからってそこまでしなくちゃいけないんだろう、って疑問に感じる時期もあったのだけど。
二宮くんがいつでもどの現場でも変わらず"二宮和也"でいてくれてることを、「母と暮せば」を通して教えてもらったような気がします。勝手に。吉永小百合さんのことコンサートのMCでさゆゆって呼んだりね!現場で相変わらずけん玉してたりね!長崎医大での調子乗った発言とかね!誕生日お祝いしてもらって恥ずかしそうに顔を覆ってるのめちゃくちゃかわいかったよ!!
誰の組だろうと共演者が誰であろうと二宮くんがすることは変わらなくってただただ求められてることに応える、いつもどおりの姿勢で真摯にお仕事に向き合ってくれるから、だからわたしは二宮くんに対して全幅の信頼を寄せられる。もともと遠くにいたはずがさらに遠くに行ってしまったような気分にもなるけど、そこに変わらない二宮くんがいてくれるから周りの環境が変わったってこの人は何にも変わってないんだなって思える。わたしはそんな二宮くんを心の底から尊敬しているし、そしてやっぱり、大好きです。
二宮くん。改めて出演映画「母と暮せば」の公開、おめでとうございます。最初はドッキリなんじゃないかと、どこかにカメラが仕掛けられてるんじゃないと思っていたこの作品が、とうとう公開するね。こんな風にこの作品にただならぬ想いを抱いてるファンがここにいること、二宮くんは想像してるかな。去年の12月17日の発表以来約1年間、ずっと明日を待ってたよ。
題材が戦争モノなだけに「楽しみにしている」という表現を使っていいのかわからず、「待ち望んでいる」という言葉を使ってました。だけど今はこの作品を見ることが、心の底から「楽しみ」です。山田監督が、吉永小百合さんが、そして二宮くんが。この作品に込めている想いを、挑んだ姿勢を、メディアを通して知れる限り必死で拾い集めたつもりだから。どんな作品になって、見終わったあとどんな感情を抱くのか、すごくすごく楽しみでたまりません。
二宮担として、「母と暮せば」の始まりから終わりまでを、追いかけられてよかった。この1年間、たくさんの楽しみをくれてありがとう。
明日のわたしは、きっと世界中の誰より幸せです。「母と暮せば」公開、本当に本当に、おめでとう。
すごく緊張しています。あのー、すごく緊張しています。全国の吉永さんファンに睨まれないようにわたしも気をつけたいなと思っております。よろしくお願いします。(2014.12.17 完成披露試写会)
僕は初めての山田作品参加として、すごく緊張していたんですけど、一日一日がすごく贅沢に進んでいくなぁという印象でした。(2015.7.10 長崎県 教会にて)
僕はですね、もちろんこういった題材であるとか、まぁ史実に基づいてみんなが一丸となって改めて長崎の原爆というものに対して勉強する機会を与えていただき、体現することができました。自分がどう思うとか、どう考えるかっていうものは僕自身ではありますが、もちろん役を通してっていうこともありますけど、映画に置いてきたつもりです。(2015.11.22 完成披露試写会)
僕自身まだ32ですか、なんですけど、まぁその戦争を知らない世代がぜひ観て頂ければなと思います。(2015.12.9 長崎医大 特別講義)
監督が丁寧に教えてくれた価値のある話を忘れないでいたい。伝えていくというと大げさですが、ちゃんと自分が覚えておくことで、風化されずに残していけるのかな、という想いはありますね。(CINEMA SQUARE vol.80)