君がそこに居ればいい
二宮くん33歳のお誕生日おめでとう!ついこの間二宮くんももう三十路か…と思っていたはずなのに、気づけば33歳。いくらベビーフェイスとはいえ隠しきれない老いが見え隠れしている最近、ふとした瞬間に「あぁ老けたな」と感じます。でも二宮くんのそういうひとりの人間らしい、33歳のおじさんらしさが垣間見える瞬間が、わたしは結構好きです。いつもハゲてるとか足短いって馬鹿にしてごめんね。
32歳の二宮くんとは、いろんなことがありました。わたし自身が二宮くんを担当として掲げたままでいいのか悩み続けた1年間でした。この1年は、二宮くんが好きだ!という気持ちよりも、好きだけどこのまま二宮担を名乗り続けてていいのだろうかと葛藤を抱えている時間のほうが圧倒的に長かったと思います。
伊野尾くんを好きになって、初めて二宮くん以外の誰かを担当したいと思って、二宮くんへの気持ちをどこへ置けばいいのかわからなかった時。もうやめようかと思った。二宮くんのうちわを持つの、終わりにしようかと思った。これが担当として見る最後になるかもしれないと覚悟して向かった9月23日の宮城。あの日、あの場所で見た二宮くんの姿を、わたしは一生忘れません。あの大きなステージでひとり、ギター掻き鳴らして客席を煽る男らしくて格好いい二宮くん。その場に泣き崩れた。涙ながらにOh Yeah!のC&Rをしたのは、きっとあれが最初で最後。たまらなく格好良くて、たまらなく、心の底から、大好きだって思った。二宮くんが「なんにも考えない日があったっていいんだよ」って言ってくれたから、わたしは今日まで頑張ることができた。どれだけ離れているときだって、やっぱりいつだって二宮くんの言葉は、わたしの心の支えでした。
32歳の二宮くんにはもうひとつ大きな出来事がありました。「母と暮せば」の公開、そして日本アカデミー賞最優秀主演男優賞の受賞です。
どちらについてもこれまでの記事で言及しているのであまり深くは書かないけれど、本当に嬉しかった。日本アカデミー賞の表彰式、他の主演男優陣よりも遥かに小さな二宮くんが大きく、強く、逞しく、誇らしく見えた。普段から目標や野望を語ることはほとんどなく、わたしたちファンは胸に秘められたものを想像することしかできないから、二宮くんの口から飛び出た「悔しくて、俺も欲しいなぁって」の言葉は胸に響きました。そんなこと思ってたんだって初めて知った。言わないから。はぐらかすから。だけどここぞってときに見せてくれるから。あのタイミングで打ち明けられた「悔しい」の一言、すごく嬉しかった。二宮くん、そんなこと思ってたんだって。二宮くんの中にまだそういう、「もっと上へ」って気持ちが残ってたことが、すごくすごく嬉しかったんです。
二宮担として、わたしにはひとつの夢があります。「二宮くんがいなくなったあとの世界を見ること」二宮くんが嵐でなくなるとき。表舞台から姿を消すとき。そして、この世界からいなくなるとき。二宮くんが存在しない世界を、わたしは見てみたい。
「僕が死んでからでもいいんですけど、若い俳優が『僕は二宮さんと共演したことがあんだよ』と誇れるような、そんな人になれたらいいなって。」
キネマ旬報ベスト・テンの主演男優賞受賞時のインタビューで、二宮くんはこんな風に語っています。ここ数年、特に「弱くても勝てます」くらいからかな?若手や後輩を意識した言葉がよく出てくるなぁとは思っていたけど、今まで年上の方に囲まれる現場が多かったのが最近は自分より若い人と共演する機会が増えたこともきっかけなのかなって。さらに山田洋次監督や吉永小百合さんとご一緒した時間を経て、将来こんな人になりたいって新たな目標ができた二宮くん。いつも役者のお仕事はこれが最後かもしれないと思ってるって話もしてたし、自身がそこまで俳優業に執着してないこともあってあまり過度な期待を寄せないようにしてたから、前述の日アカの授与式のときと同様にこの目標は嬉しかった。二宮くんがそんな風に語るなら、わたしだって一緒に見たい。二宮くんのその"夢"が叶うかどうか、二宮くんの夢の先を見てみたい。それがわたしの夢です。
二宮くん、改めて33歳のお誕生日おめでとう。以前ほど嵐の番組を見たり、雑誌を読んだり、曲を聴いたりすることはなくなったけれど。それでも二宮くんからは離れられません。何度も考えたけど最後の最後まで「降ります」の一言は言えなかった。それがわたしの正直な気持ちだと思うから、これからもしがみついていきたい。なんならしぬまで二宮担でいたい。二宮くんに見せてもらいたい景色が、まだまだ山ほどあるんだ。まだ二宮くんの手のひらの上で転がされていたい。二宮くんには無限大の可能性があると思ってる。二宮くんにできないことなんてひとつもないと信じてる。世界で一番格好いいアイドルは、間違いなく二宮和也だと胸を張れる。それがわたしの担当。
目の前の仕事に真摯に向き合うところ、努力をひけらかさないところ、4人といるといつも笑ってるところ、いつだって嵐の二宮和也でいることを大事にするところ、嵐の一番のファンでいるところ、誰よりファンを理解してくれてるところ、嘘つきだけど肝心なところはちゃんと言葉にして伝えてくれるところ、二宮くんの好きなところ33個なんて考えてもなかなかうまく言えないけど、でも、わたしは二宮くんの全部が好きで、尊敬してます。二宮くんについていってたら間違いないと思える。この先嵐の行く末に疑問や不信感を抱くことはあったとしても、二宮くんのことは信じられるって馬鹿みたいだけどほんとにそう思ってる。昔から変わらない姿勢で、真ん中にある芯を絶対に曲げない人だと知っているから。何がどう変わったとしても、二宮くんだけは絶対に変わらないと信頼しているから。だからどうか、あなたが自分の嵐としての人生に幕を引くその日まで、図々しくも好きでいさせてください。この先も「嵐の二宮和也」として、輝かしく笑顔溢れる未来でありますように。二宮くんの人生が、人よりもちょっとだけ幸せの多い時間でありますように。お身体には気をつけて。生まれてきてくれて、アイドルでいてくれて、嵐として舞台に立ってくれて、ありがとう。大好きです。
ずっと味方でいさせてね。
「担当」するということ
二宮くんが見せてくれる、世界が好きで、踊らされてるんだってわかってて、惑わされて夢中になってることが最高に幸せで楽しかった。ひねくれてんだか素直なんだかわからないところも、ダンスの癖も、涙袋も、二宮くんのこと、好きじゃないと思うところなんて、ほんとに一つもなくて、こちらに見せてくれてる部分は全部ほんとにいちいち大好きで困るくらいで。そしてなんでかその気持ちはどうしようもなく泣きたくなるところへ繋がる。
今でも、二宮くんを見てると感じる、愛しさの向こう側の鼻の奥がつんっとなって泣きたくなる気持ちは変わらない。そしてこの気持ちはたぶん、ずっと、二宮くんに対してだけのものだと思います。
ーじゃあ、ひとつだけ、本音で答えてよ。今まで、楽しいこと、つらいこと。どっちが多かった?こういう職業だからこその苦労って山ほどあったはずなのに、他のみんなだって大変な思いをしてるし挫折も味わってるはずだし、だから楽しかった話とかおもしろかったことの話がしたいって話す伊野尾くんがすごく格好いいって思った。なんて男前なアイドルなんだ、と。適当だって言われてるけど曲がらない芯の強さに心打たれて、そして惹かれたんだと思います。
「同じくらいだと思います」
別に改めて言うようなことでもないかもしれないけど、絶対絶対今日のこと忘れたくなくて。ほんとに楽しかったから。コンサートでの伊野尾くんは相変わらずかわいくて、振りも間違えてて、ファンサよりも自分の髪型気にしてて、関西弁がうまくて適当で。やっぱり好きやと思った。大好きやった。
誇り高き絶対エース
やってみないと何が出来るかわからない
「とても驚き、不安もありますが、それ以上にうれしさや楽しみな気持ちが強い」
「俺自身は仕事が忙しくなる前から頑張ってきたのは同じだから。経験を積むことで感じ方は変わるけど、楽しむ姿勢は変わらない」
第39回日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞
359日間のこと
制作発表会見の次の日のWSで吉永小百合さん、山田監督と並ぶ普段より緊張した二宮くんを見て、本当に改めてすごい作品に参加できるんだなぁって思ったこと。
監督が脚本を書いている段階から吉永小百合さんと二宮くんのイメージが浮かんでいたと言っているのを聞いて、二宮くんが選んでもらえた事実に単純に感動したこと。
この作品の撮影中思いもよらぬことに担降り寸前まで陥って(触れないで)その最中に放送された長崎での撮影風景、そうそうたるメンバーに囲まれながらもいつものようにちょっとふざけて笑う二宮くんがやっぱり好きでたまらなくってぼろぼろ泣いたこと。
公開前の雑誌ラッシュで、監督や共演者の方から二宮くんの演技を本当に絶賛していただいて、吉永小百合さんからはいろんなところで本当の息子のように愛しい、またご一緒したいと可愛がってもらっていることが嬉しくって誇らしくってたまらなかったこと。
吉永小百合さんのラジオにゲスト出演したとき、ベイストと違うかしこまった二宮くんの一面が少しおかしくってくすぐったかったこと。勝手に感極まってラジオ聴きながらひとり号泣したこと。
どれもこれもこの映画が決まってから今日までの、わたしの大切な思い出です。こんなにひとつの映画の公開を待ち遠しく思ったのも初めてだったな。
この1年間3つの映像作品の撮影があって、どれも題材が著名なものだったり共演者が名だたる俳優さんばかりだったりと、どうしてたかが一アイドル俳優なのにこんな作品や共演者の名前を聞けば恐れおののいてしまうような現場ばかりなんだろう、なんで嵐だから、二宮くんだからってそこまでしなくちゃいけないんだろう、って疑問に感じる時期もあったのだけど。
二宮くんがいつでもどの現場でも変わらず"二宮和也"でいてくれてることを、「母と暮せば」を通して教えてもらったような気がします。勝手に。吉永小百合さんのことコンサートのMCでさゆゆって呼んだりね!現場で相変わらずけん玉してたりね!長崎医大での調子乗った発言とかね!誕生日お祝いしてもらって恥ずかしそうに顔を覆ってるのめちゃくちゃかわいかったよ!!
誰の組だろうと共演者が誰であろうと二宮くんがすることは変わらなくってただただ求められてることに応える、いつもどおりの姿勢で真摯にお仕事に向き合ってくれるから、だからわたしは二宮くんに対して全幅の信頼を寄せられる。もともと遠くにいたはずがさらに遠くに行ってしまったような気分にもなるけど、そこに変わらない二宮くんがいてくれるから周りの環境が変わったってこの人は何にも変わってないんだなって思える。わたしはそんな二宮くんを心の底から尊敬しているし、そしてやっぱり、大好きです。
二宮くん。改めて出演映画「母と暮せば」の公開、おめでとうございます。最初はドッキリなんじゃないかと、どこかにカメラが仕掛けられてるんじゃないと思っていたこの作品が、とうとう公開するね。こんな風にこの作品にただならぬ想いを抱いてるファンがここにいること、二宮くんは想像してるかな。去年の12月17日の発表以来約1年間、ずっと明日を待ってたよ。
題材が戦争モノなだけに「楽しみにしている」という表現を使っていいのかわからず、「待ち望んでいる」という言葉を使ってました。だけど今はこの作品を見ることが、心の底から「楽しみ」です。山田監督が、吉永小百合さんが、そして二宮くんが。この作品に込めている想いを、挑んだ姿勢を、メディアを通して知れる限り必死で拾い集めたつもりだから。どんな作品になって、見終わったあとどんな感情を抱くのか、すごくすごく楽しみでたまりません。
二宮担として、「母と暮せば」の始まりから終わりまでを、追いかけられてよかった。この1年間、たくさんの楽しみをくれてありがとう。
明日のわたしは、きっと世界中の誰より幸せです。「母と暮せば」公開、本当に本当に、おめでとう。
すごく緊張しています。あのー、すごく緊張しています。全国の吉永さんファンに睨まれないようにわたしも気をつけたいなと思っております。よろしくお願いします。(2014.12.17 完成披露試写会)
僕は初めての山田作品参加として、すごく緊張していたんですけど、一日一日がすごく贅沢に進んでいくなぁという印象でした。(2015.7.10 長崎県 教会にて)
僕はですね、もちろんこういった題材であるとか、まぁ史実に基づいてみんなが一丸となって改めて長崎の原爆というものに対して勉強する機会を与えていただき、体現することができました。自分がどう思うとか、どう考えるかっていうものは僕自身ではありますが、もちろん役を通してっていうこともありますけど、映画に置いてきたつもりです。(2015.11.22 完成披露試写会)
僕自身まだ32ですか、なんですけど、まぁその戦争を知らない世代がぜひ観て頂ければなと思います。(2015.12.9 長崎医大 特別講義)
監督が丁寧に教えてくれた価値のある話を忘れないでいたい。伝えていくというと大げさですが、ちゃんと自分が覚えておくことで、風化されずに残していけるのかな、という想いはありますね。(CINEMA SQUARE vol.80)